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「笑っていいとも!」終了から1年、「タモリ」なぜ?!未だに求められるのか?

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「タモリ」なぜ?!未だに視聴者から求められるのか?

フジテレビ系「笑っていいとも」が終了してからもう1年くらいになりますかね?昼になれば当たり前のようにテレビの向こう側にいたタモリさんが、ある日突然いなくなって…、という喪失感を表した「タモロス」という言葉まで生まれているみたいですね。その存在感を改めて実感した人が沢山いると思います。私もそのうちの1人です。そして「いいとも!」こそ終了したんですが…、いまだにその影響力は健在で、フジテレビ系「ヨルタモリ」、NHK総合「ブラタモリ」復活など、何かあるたびに大きなニュースになっていますよね。視聴者はなぜ…?「タモリ」さんなのか?

タモリは自由自在にキャラを変えれる存在

そもそも現在の視聴者、特に若い人たちにとってタモリはどのような存在なんですかね?お笑い芸人でもなく、俳優と呼べるほどドラマ・映画に出てこないですよね。やはり「司会者」ということになるんですかね?ハッキリこれだ!と限定することはできないですかね?かつては、ビートたけしさんがタモリさんの芸風を「日本一の素人芸」と評価したことがあるみたいですよ。その類まれな才能に対する畏敬の念とともに、自身が理想とする芸風とは相いれない部分があるという、微妙なライバル心も入り混じった表現でしたが、まさにこれこそが一言で表すタモリさんを表す言葉になるのかもしれません。司会をすれば、毒気のないお、脱力したゆる~い進行ぶりながら、周囲の人間の面白さを引き出しつつ、いつの間にか上手にまとめているんですかね?「ブラタモリ」テレビ朝日系「タモリ倶楽部」では超個性的な自分の趣味の世界をだらだらと楽しみ、素人っぽいんだが…、プロや専門家以上の存在感を発揮してますよね。そして何よりタモリさんを「嫌い」という人が少ないですね。

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かつてはブラックな部分が大人にうけていた?!

タモリの人気は、このゆるさや人徳にあるかといえば、それだけではないだろう。今の若者たちは、かつての黒いタモリを知らない。そもそもタモリは「4カ国語麻雀」「ハナモゲラ語」などに代表されるデタラメ外国語芸、イグアナやイボイノシシ、果てには「中洲産業大学教授」といった架空の人物までに至る形態模写、そうしたアングラな芸がマニアックな大人たちにうけて、テレビに出始めた。またトレードマークのような海賊のようなアイパッチ姿も印象的でした。今でこそタモリといえば真っ黒なサングラスがトレードマークとなっていますが、初期の頃のアイパッチ姿は、当時の子供たちにとってはどことなく不気味にもどことなく不気味にも思われているようですよね。当時もヤモリやイモリを連想させるタモリだし、髪もいつもポマードでべったりと固め、テラテラとしていて、どこか両生類とか爬虫類っぽい。日本テレビ系「今夜は最高!」で大人向けのネタなども披露していたが、子供向けではない。当時人気を博していた志村けんなどの、明るく、わかりやすい、カラっとお笑いとは正反対とはいってもいい存在だった。

 

アングラから国民的な人気司会者へ!!

そんな大人向けのアングラよりだったタモリさんが、お昼の顔としてテレビに毎日登場するようになり、「ビートたけし」「明石家さんま」とともにお笑いビック3と呼ばれるようになる。当然、タモリ自ら毒気を抜いていかなければならなくなった。それでも『いいとも!』開始当初は、明らかに酔っ払ったまま生放送に登場したり、番組コーナーをすっ飛ばして「テレフォンショッキング」を番組終了まで続けたり、「テレフォンショッキング」で放送事故寸前の超かみ合わない(会話がほとんどない)トークを繰り広げたり……と、ときには毒を放っていた。しかし『笑っていいとも!』が国民的番組になっていくにつれ、タモリも「司会者」として多数の番組で司会をつとめるようになり、初期の過激な、アクの強いキャラクターもなりを潜めていく。そして無個性のようでありながら、マイペースで、他人に媚びない、安定感のある“大人”の存在となっていった。そうしたタモリの進化と比例するように、タモリがイグアナをやっていたころの子どもたちは大人の視聴者へと成長し、当時はネタとともによく理解できていなかったタモリの存在感を、あらためて再認識していくことになる。同時にタモリの、その“ユルい”けれども“確固”としたライフスタイルに、憧れさえ抱きはじめるようになったのだ。そして今、タモリはテレビで笑いを提供するだけではなく、美しく、かっこよく老いていく、あるいは枯れていく、知性的な中高年の姿さえ見せてくれている気がする。今のテレビ界において、誰にも取って替わることのできないポジションを確立しているタモリ。今後も“素人っぽいプロ”という絶妙なさじ加減で、テレビを面白くしてくれるだろう。

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