A LIFEって…主役は木村さん?それとも…?
木村拓哉さん主演「A LIFE~愛しき人~」が、19日の放送で最終回を迎えましたよね。
今クールの民放ドラマの中で平均視聴率首位をキープし続けてきただけに、
最終回にも大きな注目が集まりましたが、果たして制作陣が、
勝手に“ライバル”と見ていた「逃げ恥」を超えることはできたのでしょうか?
「A LIFE」制作陣はドラマスタート時、昨年10月クールで、
全話平均視聴率20%超え記録した米倉涼子さん主演「ドクターX~大門未知子~」を目標としていたそうですね。
しかし、第1話、第2話の数字を見て「これはムリ…」と早々に諦め、
昨年大ヒットした新垣結衣さん主演「逃げるは恥だが役に立つ」(平均視聴率14.5%)にターゲットを変更したとか…。
同ドラマは、初回から一度も視聴率を落とすことなく右肩上がりとで、
最終回は20.8%という大台超えを記録していましたよね…。
衝撃的な結末…沖田、壮大、深冬の行く末は…?
正直、途中から“一桁台もあるかな…”と思っていただけに、
そこから盛り返したのは奇跡的とも言えますが、「逃げ恥」に0.2ポイント差と迫ったことで、
最終回の数字が気になるところですが、20日は残念ながら祝日の為、明日まで数字はお預けですね。
個人的には、最終回での衝撃の結末を考えると…、「逃げ恥」を超えたんじゃないかと思いますが…。
同病院の副院長は、深冬の夫でもある壇上壮大(浅野忠信)がいますよね。
壮大は沖田の同級生でもあり、脳外科の権威で、しかし自分で手術をせず、沖田に深冬の執刀を依頼。
まず、心臓外科医が脳外科手術を手掛けることはあり得ませんよね…。
設定がめちゃくちゃ過ぎで…、身内には余計な緊張が入るので、
壮大が執刀しないというのは分かりますが…、ただ壮大は、
沖田と深冬が過去に付き合っていたと知っている上で、さらには専門外の手術を沖田に頼んだ訳ですよね。
そのうち沖田に嫉妬しだすというストーリーは…、加えて、
同病院の顧問弁護士の榊原実梨(菜々緒)は壮大の愛人でもある訳で…。
第6話では実梨の父親の手術を巡り、壇上病院を訴えるという不可解な話も出てましたね。
実梨は壮大との愛人関係が嫌になり別れを告げましたね。
そして今度は、憎悪の塊になって壮大を陥れようとする訳で…。
ドラマが終盤になって、話の中心は壮大の方に移ってきてましたかね…。
インターネット上では《主役が誰だか分からない》という意見が出ていたみたいですね。
有名病院の跡取り息子であり、壇上病院で修業中の井川颯太(松山ケンイチ)は…、
手術が下手で沖田を毛嫌いをしていたが、沖田の手術を見るうちに尊敬の念を抱く様に…。
さらに井川はナース柴田由紀(木村文乃)に好意を抱いているが、柴田は沖田が好きという設定。
井川は軽い性格の役でいい味を出していましたよね。その為なのか…。
主役ではなく…その他の出演者の物語が主役に?!
愛人がいながら嫉妬に狂う壮大が主役で、井川が準主役という声もあるほどみたいで…。
ヒロインの深冬にしてもどんどん影が薄くなり、柴田の出番が増えていましたよね。
壮大を中心にした実梨、井川、柴田の人間関係の方が面白いと評判だったそうですよ。
沖田が主人公である必要もなかったのではないかという意見も…。
3月19日放送の最終回では、実梨と外科部長の羽村圭吾(及川光博)の暴露で、壮大は副院長を解任されましたね。
こういうばかばかしい内容がいいという視聴者もいるでしょうが…。
『こんなドラマに主演した木村がかわいそう』という“同情”が生まれているみたいです。
視聴率が好調なら11話まであったそうですが…、最終回を見た限り、
「A LIFE~愛しき人~」はマサオが自分を取り戻すための物語だったんだな~と、そんな感じが…。
ドラマの序盤はさておき、途中からは完全に主人公はマサオに代わったかも…。
主役・浅野忠信さんの脇を竹内結子さんや松山ケンイチさん…、
木村文乃さん、ミッチー、菜々緒さんといった豪華キャスト陣で固めたものの、それだけでは数字に不安があったと…。
その為、何かと注目を集めそうな視聴率男・木村さんを客寄せパンダとして起用して、少し脚本を変更した…!?
その結果、見事に今期ナンバーワンの視聴率を達成したみたいですね。
まさか、TBS制作陣はこんな筋書きを当初から描いていた訳でもないでしょうけど…、
浅野忠信さん主演の日曜劇場と考えたら“大成功”と言えますし、
それなりに満足度も高いのではないでしょうか…?木村さんが可哀想な気もしますけどね…。
これも木村さんの実績として残るわけですから、結果オーライ…ですかね…?
マサオを木村さんが演じていたら、新境地が開けたような気もするのですが…。
さて、次は4月末に「無限の住人」の公開が控えている木村さん…。
まさか…、福士蒼汰さんが実質的な主演だったりして…。